■オリンピアン [9月8日]
「ふくおかスポーツ振興プロジェクト」の「オリンピアン・パラリンピアン等派遣事業」に当選し、本校にオリンピアンが来校してくださいました。お越しいただいたのは、アテネオリンピック、北京オリンピックの競泳200メートル背泳ぎで、2大会連続の銅メダルを獲得された中村礼子さんでした。一つの道を極めた方の落ち着きと、爽やかな笑顔が印象的なとても素敵な方でした。本校の5・6年生を対象に、まず、短時間ではありましたが貴重なご講話をいただきました。
講話では、夢や目標をもち、強い気持ちでそれを追い求めることの大切さを話してくださいました。そして、夢をかなえるために大切な4つのことを教えていただきました。
一つ 一歩を踏み出す・・・チャレンジすること
二つ 始めたら続けること・・・「継続は力なり」
三つ 楽しさを見つけること
四つ うまくいかない時に「くやしい」「次こそは」と思えること
肝に銘じたいと思う、重みのあるお話でした。
その後、5年生が5校時に、6年生が6校時に、それぞれに実技指導をしていただきました。実技では、はじめに模範泳法をお願いしました。個人メドレーの順序で「バタフライ」→「背泳ぎ」→「平泳ぎ」→「クロール」を見せていただいたのですが、滑るように進む無駄のないフォームに、感嘆の声が上がりました。
その後、クロールと平泳ぎのポイントをレクチャーしていただき、実際に泳ぐ子ども達に直接指導を行っていただきました。たくさんの子どもに声をかけ、手とり、足とり教えて下さいました。
実技の最後は、各クラスで結成したリレーチームが中村さんの100メートル背泳ぎに挑みました。ゆったりとした美しいフォームで、水の上を滑るように進む中村さんでしたが、子ども達に花をもたせていただき・・・いやいや、本校5年生と6年生の本気が勝り、5年生が1チーム、6年生が2チーム中村さんより先にゴールするという素晴らしい泳ぎ、白熱したレースになりました。
学習の終わりには、夢をもち、本気で追いかけることの大切さを学んだ子ども達が、中村さんにお礼の言葉を述べ、その後、クラスごとに記念撮影を行いました。
そして、最後の最後に、大きな大きなプレゼントがありました。何と、プールを後にする子どもたち一人一人に、二つの貴重なメダル・・・アテネ、北京オリンピックの銅メダルを触らせていただいたのです。本物のオリンピックのメダルを目の前に、目を輝かせる子ども達の表情がとても印象的でした。子ども達の心に忘れられない出来事として記憶されたことだと思います。
このような貴重な経験をさせていただいた中村礼子さんと事業を推進していただいている皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました。